島には、野菜・柑橘・花の栽培を生活の基盤にされている農家の他、先祖より続く畑を維持するために耕作されている方や、日々の生活の一部として趣味の延長程度に耕作をされている方など、小規模な生産者さんも多く存在します。
その多くは60代~70代のまだまだ現役と言える、おじちゃんたち、おばちゃんたち。また、80代以上の生産者さんもまだまだ活躍されています。
できた野菜などは卸売市場に出荷する他は、自分のところで食べたり、ご近所や親戚におすそわけをしたり。
「せっかく作ったのだから、できるだけ多くの人に食べてもらいたい」
「新鮮な美味しいものを食べさせてあげたい。喜ぶ顔が見たい」
そんな声を受けて、島の有志が集まり、『能美産直市場』を2016年4月にオープンしました。
市場では、生産者さんたちが交代で店頭に立っています。実際に店頭で販売することで、購入者さんと顔をあわせることができ、生の声を聞くことができます。その交流は、生産者さんの喜びや生きがいにつながり、さらに「もっと美味しい野菜や果物を届けたい」という生産意欲の向上にもつながっています。
他の地域と同じく、江田島市でも人口減少、高齢化、耕作放棄地などの問題は年々深刻になっています。
市場での交流が人々の生きがいとなり、農地を放置せず、農業を楽しんで続けてもらえれば・・・。
人々が元気になると、島も元気になる。 もっと元気な島にしたい・・・。
『能美産直市場』は、島の交流拠点のひとつとして、少しでも島の活性化に貢献できればと考えています。
お越しいただくお客さまには、
「新鮮で美味しい野菜や果物を食べて、もっと元気になって頂きたい。」
「市場での買い物や交流で、楽しみや喜びを増やして頂きたい。」
と願っています。
ぜひぜひ、『能美産直市場』に足をお運びください。
お越しの際は、どんどんスタッフや生産者さんにお声かけください。 そして、気兼ねなくご意見やご感想をお伝えください。
皆様の一声一声が、島の野菜や果物の一番の肥料になります。そして島の元気の源となります。
作る人と買う人が一緒になって島を元気にしていく場所。
それが『能美産直市場』です。